MBSR_week1「マインドフルネスを探索する」

 

MBSR8週間コースがスタートしました。

まずはウェルカムサインのお花は「山と水」さんへお願いして、飾っていただきました。

week1のテーマは「マインドフルネスを探索する」
このMBSRの魅力は、とにかく『体験』をするということに重きを置きながら進めていきます。おそらく、マインドフルネスとは何ぞや?とお勉強する意気込みの方が多いのですが、「学ぶぞー!」という姿勢から肩の力を抜いて、瞑想などのエクササイズやそれに対するグループ内での対話をとても大切にします。week1は、食べる瞑想やボディスキャン瞑想などを通じて「今この瞬間」の自分自身に関わる体験を味わってもらいました。

自分自身に関わる…この表現もイマイチ分かりづらいかもしれませんね。

私たちは日常では、同時にたくさんのことを抱えながらそれを処理をしていく、いわばスマホのようなマルチタスクな生活を送っています。仕事や家事、育児、地域のこと、場合によってはご家族のケアをしながら…食事も移動中もスマホを見ながら…そんなとき私たちは「心ここに在らず」意識は外側に向かいがちで、自分のことなど気にも留めません。忙しい毎日の中で、同時進行で行うことは効率はいいかもしれませんが、今していることそのものを味わうということからはかけ離れ、身体はここにあるのに自分はここにいないような状態が続いてしまってるかもしれません。これが恒常化してしまうと、無自覚に自動的に反応してしまう「自動操縦状態」に陥りかねません。英語ではauto pilot modeと言います。

今しっかりと自覚を持って生きている!という実感は、自分のことを気にかけてあげる練習を繰り返し繰り返し行うことでちゃんと蘇ってきます。マインドフルネスの世界では、自分に関心をむける作業を「注意をむける」とか「気づく」という言い方をします。私はヨガのレッスンの中では「内側の眼でそっと眺めてみましょう」という表現を用います。
week1では、食べることや、動かさずに自分の肉体の一つひとつに注意を向けるエクササイズを通じて自分と関わる体験をしました。対話の中では、皆様新たな自分の一面に出会えた体験を和やかにお話ししてくださいました。こうしてグループ内で出た他の方のお話が、自分の新たな気づきとなってまた別の面を見つけるきっかけになるから面白いものです。

さて、week2のテーマは「世界と自分自身をどのように見ているか」。この週は「見る」という行為を通じて自分自身との関わりに気づいていくプログラムです。

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